新入社員のための技術入門セミナー

~モノづくりの三大知識(読図・材料・加工)の基礎を学ぶ~

(日別参加可能) 各コースとも10:00~17:00

1日目 図面の読み方
2日目 加工材料の基礎知識
3日目 機械加工の基礎知識

ねらい・特長

特徴

モノづくりの基礎的な技術知識を学ぶ
モノづくりの基礎的な技術知識は読図知識、材料知識、加工知識が三本柱です。これらの知識は、技術者や製造担当者のみならず、品質管理、生産管理、資材購買、営業などの間接部門の担当者にも大切な知識になります。一方、これらの知識を文系出身者が学習するには、実務の中で学ぶOJTしかないのが実情です。
本セミナーでは、はじめて技術知識を学ぶ文系出身の新入社員や若手社員を中心に、また改めて学び直したい工学系出身者やアシスタントの方を対象として、基礎をわかりやすく解説します。
事前学習は必要ありませんので、安心してご参加ください。
参加対象者

・新入社員及び若手社員、中途採用社員(全部門対象)
・資材購買、品質管理、生産管理、営業等の間接部門担当者
・基礎知識を学び直したい開発、設計、製造部門担当者
・文系出身の技術アシスタント

定員

40名 (10名に満たない場合は中止する場合があります。)
※参加定員の関係でご参加いただけない場合は折り返しご連絡いたします。

プログラム

1日目(10:00~17:00):図面の読み方

●プログラムの特徴
「図面の読み方」は、図面からモノの形をイメージする方法を、立体モデルを使った演習を踏まえて紹介します。
またJIS図面ルールに基づいた寸法や公差などの各種情報の読み方を解説します。
テキストの他にサブテキストとして講師の書籍を使用します。(テキスト、書籍代はセミナー費用に含みます)

●プログラム
【0】モノづくりに必要な固有技術と管理技術とは

【1】なぜ図面は必要なのか
  (1)工業製品と工芸品の違いとは
  (2)図面の目的と種類を知ろう

【2】立体を1枚の紙にあらわすルールを学ぶ
  (1)なぜ立体図がそのまま図面にならないのか
  (2)基本となるモノを見る視点(第三角法) ■個人演習
  (3)なぜ六面すべてを表さないのか

【3】図面から立体をイメージする
  (1)木彫りの考え方を使って立体をイメージする          
  (2)いろいろな例で練習しよう  ■個人演習

【4】寸法表示を読み取る
  (1)図面のサイズと尺度
  (2)線の種類とその使い分け方
  (3)寸法の読み方、寸法記入のルールを知る
  (4)直径、半径、面取りなどを表す補助記号の読み方(φ、R、C等)
  (5)加工方法を指示したきり穴、座ぐりの意味

【5】公差を読み取る
  (1)なぜ公差は必要なのか
  (2)数値で表す寸法公差
  (3)一括指示する普通公差
  (4)記号で表すはめあい公差
  (5)幾何公差の概念を理解する

【6】表面粗さを読み取る
  (1)なぜ表面粗さの指示は必要なのか
  (2)表面粗さ記号はJIS三世代が混在する
  (3)生地記号は材料素材をそのまま使用する

【7】質疑応答・まとめ

2日目(10:00~17:00):加工材料の基礎知識

●プログラムの特徴
「加工材料の基礎知識」は、製品や生産設備、治具に使用される主な材料の性質を知り、「なぜその材料が選ばれたのか」を学びます。
また技術者の方々には、材料選定の具体的な進め方を紹介し、「材料の選定時間ゼロ化」を狙います。なお、結晶構造や金属学には触れません。
テキストの他にサブテキストとして講師の書籍を使用します。(テキスト、書籍代はセミナー費用に含みます)

●プログラム
【1】材料知識の全体像
  (1)材料と熱処理の全体像をつかむ
  (2)材料を選定する際に必要な要素
  (3)なぜ材料知識は難しいのか

【2】材料の性質と機械的性質
  (1)材料の性質を日常の感覚で3つにわける
  (2)機械的性質は外部からの力に対する性質
  (3)強さと硬さと急激な力に対する粘り強さ

【3】物理的性質と化学的性質
  (1)重さと電気の流れやすさを表す導電率
  (2)熱による伸びと伝わるスピード
  (3)悪性の赤さびと良性の黒さび

【4】鉄鋼材料
  (1)輸入した鉄鉱石から鉄鋼材料をつくりだす
  (2)鉄の性質は含まれる炭素量で決まる
  (3)安価な炭素鋼と高価な合金鋼の違い
  (4)鋳物に使う鋳鉄

【5】非鉄金属材料と非金属材料
  (1)軽さのアルミニウム合金
  (2)電気と熱の伝導性に優れた銅合金
  (3)自由度の高いプラスチック

【6】熱処理
  (1)何のために熱処理をおこなうのか 
  (2)硬く粘り強くする「焼入れ焼戻し」
  (3)軟らかくする「焼なまし」    
  (4)標準状態に戻す「焼ならし」
  (5)表面のみに施す「高周波焼入れ」と「浸炭」

【7】材料選定の具体的な手順
  (1)選定時間ゼロを狙う 
  (2)基本は炭素鋼で特殊用途のみ合金鋼を使う
  (3)軽さを必要とする条件とアルミニウム合金 
  (4)透明性と成形性を活かすプラスチック
  (5)強さには材料力学を活かす   
  (6)材料の標準化を進める

【8】質疑応答・まとめ

3日目(10:00~17:00):機械加工の基礎知識

●プログラムの特徴
「機械加工の基礎知識」は、モノの形をつくる各種加工方法とその特徴を写真や動画を用いながら紹介します。
また加工方法を意識して描かれた図面の意図を理解することで、設計者の考えを読むことを狙います。
なお工具の回転数や切り込み量をいかに最適化するかといった加工条件には触れません。
テキストの他にサブテキストとして講師の著書を使用します。

●プログラム
【1】設計と加工の位置づけについて
  (1)設計フローと加工フロー
  (2)いかにしてモノの形をつくるのか
  (3)加工の種類の全体像をつかむ

【2】削って形をつくる切削加工
  (1)切り粉がでるのが切削加工
  (2)丸モノを加工する旋盤加工
  (3)角モノを加工するフライス加工
  (4)穴あけ加工
  (5)きれいな面をつくる研削加工
  (6)それぞれの加工図面の意図を読む

【3】型を使って変形させる成形加工
  (1)一発で形をつくるのが成形加工
  (2)型で打ち抜くプレス加工
  (3)溶かしてつくる鋳造
  (4)金属を叩いてつくる鍛造
  (5)回転するローラーを通す圧延
  (6)プラスチック加工に適した射出成型
  (7)それぞれの加工図面の意図を読む

【4】力を加えずに形をつくる加工方法
  (1)切断やマーキングのレーザー加工
  (2)複雑形状に適した放電加工
  (3)低コストを狙った溶接
  (4)いろいろな種類がある接着
  (5)さまざまな表面処理

【5】品質を保証する測定器の基礎知識
  (1)加工後の自主検査
  (2)測定には必ず誤差を含む
  (3)各種測定器の紹介

【6】質疑応答・まとめ

プログラムについて

※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。

講師

講師

西村 仁(にしむら ひとし)
ジン・コンサルティング 代表
生産技術コンサルタント

(株)村田製作所の生産技術部門で21年間、電子部品組立装置や測定装置等の新規設備開発を担当し、村田製作所グループ全社への導入設備多数。工程設計、工程改善、社内技能講師にも従事。特許多数保有。
2007年に独立し、製造業およびサービス業での現場改善による生産性向上支援、及び技術セミナー講師として教育支援を行う。
経済産業省プロジェクトメンバー、中小企業庁評価委員等歴任。

著書
・「図面の読み方がやさしくわかる本」(日本能率協会マネジメントセンター、2010年、日本図書館協会選定図書)
・「図面の描き方がやさしくわかる本」(日本能率協会マネジメントセンター、2011年)
・「加工材料の知識がやさしくわかる本」(日本能率協会マネジメントセンター、2013年)
・「機械加工の知識がやさしくわかる本」(日本能率協会マネジメントセンター、2016年)
・「基本からよくわかる品質管理と品質改善のしくみ」(日本実業出版社、2015年)

参加料

料金について

 参加料(税抜)
日本能率協会法人会員*******円/1名
上記会員外*******円/1名

・参加料にはテキスト(資料)・昼食費は含まれております。
・本事業終了時の消費税率を適用させていただきます。

会場・会期

会場について

※2018年1月よりオフィスを港区芝公園に移転します。(予定)
※開催会場は変更する場合があります。その場合は別途ご案内いたします。